パートナーの事を想うについて
お盆休み、GW、年末年始奥様は疲れてしまいます。
「そんなことないよー」
っていう声も聞こえてきますが、そういう方は読まなくて良いですからね。
先日患者さんとこんな事を電話でお話ししました。
患「流産して3日目ですが、妊娠した事もお義母さんに話していないんです」
私「いいじゃん。言わなくたって」
患「実は明日自宅に来るんです。。。こんな状態で会いたくないんです。本当はもう少ししてから伝えて喜んでもらえると思ったけど、今は無理なんです」
私「来ないで って言えない?」
患「言えないです。。。」
私「じゃぁね。言っちゃおっか。実は。。。って」
患「そんな事言っていいんですか?」
私「言っていけない理由なんてないよ。ご自身にとって大切な方だったら特にね。夫婦間でもコミュニケーションとらないと伝わらないのに、、、今幸せかどうか。悲しいかどうか。大切な人に分かって欲しいなら伝えないとね。」
患「明日言ってみます」
というような相談は多いです。旦那さんの両親のために頑張っていないって分かっていても、妊娠したら喜んでもらえるもんね。笑顔で会いたかったよね。そんなに周りに気を使わなくて良いよ。伝える事を伝えようね。
連休前に必ず読んでください
ご主人様へ
渋滞の中、遠いところ、お土産持っての帰省お疲れ様です。知っていていただきたいことがあります。お盆の挨拶は当たり前ではありません。奥様が一緒に帰省してくれることに感謝して下さい。
そして必ず話題になります。
「孫について」
奥様は言われるって分かっています。
なんて答えようかと眠れないで今日を迎えているかもしれません。奥様の事を守れるのは貴方だけです。親のためではなく、貴方のためではなく、心細い奥様の味方をして下さい。守ることが出来ないなら、連れて帰らないくらいの気持ちでいて下さい。
挨拶が終わった後の二人でのデートの約束を今からしておいて下さい。
前もって約束をしておくのがデートです。奥様の機嫌を取るためにどこか行く?では困ります。楽しみな約束があるから頑張ることが出来ます。
帰省を楽しむことが出来るのは貴方次第。
妊娠中の奥様がいらっしゃるご主人様へ
無理をして帰省をするのです。帰省は当たり前ではありません。
悪阻があったら、無理をさせないで下さい。
新幹線の中も車の中も飛行機の中も乾燥するし、寒いです。交換用のマスクを持っていてあげてください。
カイロも!
乗り物の中と外では温度差が激しいです。上着を必ずかけてあげてください。
貴方は自分の実家なのでくつろげますが、奥様はくつろげる瞬間はありません。
台所に立たないとって動こうとします。
動いている奥様を微笑ましく、満足げに眺めないでください。
横に立って手伝ってあげてください。
「 食べないと!赤ちゃんに栄養送らないと!」
って言われても食べられるものだけを食べさせてあげてください。
まさか自分だけ同窓会行かないですよね。
流産してすぐなご主人様へ
必ず聞かれるのが分かっているなら、こっそり帰省前にご両親に伝えておいてください。
流産や死産は女性だけが原因ではありません。
医学的に男性の原因があります。
恥ずかしいって思わないでください。
貴方のために頑張ってくれているのです。
報告が必要なら、貴方がこっそりです。
これ絶対です!
先ほどの患者さんから後日連絡がありました。
「お義母さんに話をしたら、実は私も流産経験があってね、、、って話をしてくれました。背中を押してくださりありがとうございました。」
妊娠経験のある女性の50%が流産経験があります。
つまり二人に一人のご主人様はその記憶があるはずです。
女性は一生忘れることはありません。
男性は忘れる努力をします。
その努力を女性に押し付けないこと。そんなパートナーを受け入れることです。
分かりましたか。