多嚢胞、黄体化未破裂、アロマターゼ欠損、lhレセプター減少疑い

Q.多嚢胞、黄体化未破裂、アロマターゼ欠損、lhレセプター減少疑いと診断をいただきました。

ユーきさん(仮名)からの質問。
多嚢胞、黄体化未破裂、アロマターゼ欠損、lhレセプター減少疑いと診断をいただきました。この症状の患者は妊娠できる術はあるのでしょうか。主治医に聞くも、わからないと言われています。生理はあり、エコーで確認すると見た目上は卵胞も育ち、排卵もたまにしているようです。しかし、体外をしようにも、エストロゲンの値が上がらず、一度も体外を実施できないでいます。なにかわかることがあれば教えていただきたいです。”

A.子宝先生の回答

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)という事は卵胞が育っているという事です。LUF(黄体化未破裂)という事は排卵はうまくいっていないが卵胞は育っている。アロマターゼ欠損だが 生理は来ているという事は アロマターゼによってE₂(女性ホルモン)生成が完全に無いわけでは無い。生理が来ているということは内膜は育っていると思われます。

確かに分からない。としか回答が出来ないと思います。採卵により成熟した卵子が採れるか 受精するか 着床するか は体外受精を受けてみないと検査では分からないからです。そして妊娠した場合のホルモン管理が出来るかというところも気になります。

体外をしようにも、 ですが 卵胞の発育は見られるが 採卵前のE₂が上がってこないという事ですね。上がらないけど50から100には上がっているのでは無いでしょうか。

内膜が育っている(生理がある)ので完全にE₂が作られてないと考えますと E₂が上がるための卵胞の成長を良くする事が必要です。クロミッドなどの刺激では無く(採卵時には必要ですが) 卵胞内の顆粒膜細胞を増やす事で成熟しやすくなり 少なくてもE₂は上がってくる という期待は出来ます。

LH-Rが 少ないが排卵はしているのでしたら LH-R感受性を上げてあげることも出来ます。

以上は頂いた情報から 私の予想に基づきの見解です。

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